港区文学「港区にいる人たちのしゅるいと特ちょう」麻布先生の夏休みの自由研究です -

投稿日 2022年8月28日 | 最終更新 2023年4月11日

麻布競馬場@63cities
夏休みの自由研究
「港区にいる人たちのしゅるいと特ちょう」
3年4組麻布競馬場
2022/08/27 14:03:15

ぼくは、芝浦のタワーマンションに住んでいます。なので、よくお父さんや、お母さんと麻布十番でごはんを食べたり、六本木で映画を見たりします。港区には、いろんなしゅるいの人がいておもしろいので、観察してまとめてみることにしました。
— 麻布競馬場 (@63cities) August 27, 2022

まず、『自分がちょっと偉いと思っているアラサーくらいのサラリーマン』について調べました。知名度の高い日系企業勤務が多いです。起業した同級生やベンチャー転職した同期が自分より稼いでる事実を見てみぬフリして、「俺らのほうが住宅ローンとか借りやすいし」とか言ってプライドを守っています。
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彼らは麻布十番に住みたがります。なぜかというと、麻布十番や六本木で飲むことが多いので、女の子を家に持ち帰りやすいからです。下半身が与党なので仕方ないです。会社の知名度の割に給料は安いので麻布十番住みと言いつつ、よく聞くと東麻布のほぼ赤羽橋みたいなところに住んでいます。
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彼らは実のところ不安なのです。会社で偉くなれるかも不安だし、偉くなったところでそれほど稼げるわけでもないし、かと言って今より待遇の良い転職先があるわけでもないし、実際に転職活動を始めてそれを思い知らされるのが不安なのです。彼らは現状維持のぬるま湯に、目を瞑って浸かっています。
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次に、『起業して成功したアラサーくらいの元リク』について調べました。この手の人たちはよく芝浦のタワマンに住むので、たくさんインタビューできました。昔はみんなウィンダンシーを着ていましたが、一周まわってシュプリームに帰ってきた感じがします。みんなDJアサダアキラに怯えて生きています。
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遊び方がみんな同じでおもしろかったです。最初はみんな原価で遊べる安い造花みたいな港区女子と麻布十番商店街の雑居ビルの4階くらいにあるバーの個室でテキーラを飲んでいたのに、お金を持ち始めると高樹町のあたりの地下のカラオケバーみたいなお店でハーフモデルとかと遊ぶ人が増えます。
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そうして去っていった人への恨み言を、港区女子は最初の中途半端なサラリーマンたちに愚痴ります。港区女子は「私はそういうレベルの高い男と遊んでいる」とアピール材料のつもりで話しますが、サラリーマンたちは「相手にされていない」と諦めのモードに入ってしまい、逆に割り勘を請求したりします。
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話が逸れました。「東証一部上場企業に事業売却」と聞くと夢がありますが、よくよく聞くと売却額が数千万ということも珍しくなく、よくエンジェル投資なんかやる余裕があるなと思うことも少なくありません。「まぁショートしたらまた起業すればいいし(笑)」と言いつつ、事業アイデアは浮かびません。
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今さら会社で働くなんてプライドが許さないし、CMOあたりの役員待遇で生株も貰えるところを探していますがそんな都合の良いところはなく、プライドと現実の間の入り組んだ迷路をグルグルと歩いたり立ち止まったりしているうちにお金はなくなり、昔遊んでいた港区女子に酔ってラインしたりします。
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そのラインを港区女子は人に自慢げに見せるし、その際にはキャリアハックに載ったインタビュー記事なんかも併せて見せたりするし、港区女子が飲み会中に上げたインスタストーリーに映り込んでいるのが特定されたりして、そうやって「●●は安い港区女子と遊んでる」みたいな噂が立つのです。
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「これは僕の体感値だけど●●グループに事業売却した社長はそのパターンが多い」と匿名を条件に語ってくれた人がいて、その話がとてもおもしろかったです。会社のマーケティングについて考える前に、まず夜の下半身のマーケティングについて考えるのが大事だと思いました。
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さいごに、『何してるのか分からないけど馬鹿みたいにお金持ってて馬鹿みたいにお金使う人』について調べました。ぼくは、『九条の大罪』を読んだときに「こんなかっこうをしている人はどこにいるのかな」と思ったけど、港区にいました。港区の他だと、逆に横須賀とか熊谷まで行かないと見れません。
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このしゅるいの人たちに「仕事なにやってるんですか？」と聞くと、「色々」と返ってくることが多いです。他には、「まぁ無職みたいなもん（笑）」「偉い人の靴なめる仕事（笑）」と言う人も多かったです。会社の名前と事業の内容が全然違ったりすることも多く、よくわかりませんでした。
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みんな春木開のインスタをフォローしています。自分自身もインスタストーリーで「歌詞が流れるやつ」をよく上げます。強羅花壇が好きです。いつかマイバッハに乗りたいと思っているので、平置き駐車場があるのがマンション選びの絶対条件です。宮古島が好きです。エルメスも好きです。
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本はあまり読まなくて、家には知り合いの経営者が出した本と、あと昔買ったきり読んでいない、でもいつかは読もうと思っている「金持ち父さん貧乏父さん」があります。本棚はなくて、ウォークインクローゼットの隅に雑に積んでいることが多いです。審査がゆるいのでラトゥールが好きです。
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カラオケは案外Vaundyとか石崎ひゅーいとか、意外なラインをついてきます。Netflixでアニメをよく見ます。「かぐや様は告らせたい」とかを意外と見ています。全員パーソナルトレーニングに通っています。意外と真面目なのできちんと週3で通っています。年齢不詳な人が多く、それを言うと喜びます。
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意外と育ちがいい人が多いです。高校まではエスカレーター私立で、大学だけなぜか変なところに行く人も多いです。女の子と遊ぶのが好きで謎のインスタグラマーを飲み会に呼んだりもしますが、あくまでもホモソ的楽しみが最優先なので家に行きたがる女の子を邪険に扱いがちです。
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家にはワインセラーがありますが、ドンペリとかオーパスワンとか、そういう分かりやすいものが入っています。ホームパーティが好きなのでお店ぐらいリーデルのグラスがあります。お金持ちという点では『起業して成功したアラサーくらいの元リク』も同じですが、彼らが交わることはありません。
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■ 考察と結論
港区にいる人たちについて調べてみて、「みんな違ってみんなダメだな」と思いました。前よりも港区のことがよく知れて、よかったです。これからも、港区にいる人たちをよく観察して、港区にいる人たちについてもっとよく知れるようにしたいです。
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おしまいこういう人たちのことばかり書いた本が出ますhttps://t.co/ztzzjYmAxT
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絶対に枠に囚われたくない人たちをゴリッゴリに枠にブチ込んでて
その辺のホラーよりグロい
— あるか (@ALCANAIL) August 27, 2022

面白かった。千代田線で屈伸したり柔軟体操をしだす、背が高くてスタイルが良い事が自慢の不細工エリサー、仲間といる時だけイキリ過ぎエリサー集団行動大好き20代30代歩道横広がり歩行エリサー港区ってネタが尽きないですね。青山で商売してる足立ナンバー川崎ナンバーの自尊心の高い振る舞いとかも有
— 椿 (@tsubaki12070412) August 27, 2022