晴海地区にある神社「佃住吉神社 晴海分社」をご存じですか?今回はこの小さな神社に初詣に行ってまいりました。
佃住吉神社 晴海分社とは?
晴海地区にある数少ない神社の一つ
この神社は以前このブログでもご紹介した中央区佃地区にある佃住吉神社の分社だそうで、晴海地区の大体真ん中に位置しております(晴海地区内に一般の方が入れる神社が他にあるのでしょうか?)
佃住吉神社 晴海分社の歴史について
もともとの神社、佃にある佃住吉神社について簡単に説明いたします。大阪の佃にあった住吉神社から分神霊を奉載し、東京のこの地に設立されたの神社がこの佃の住吉神社となります(これはかなり簡単な説明になりますので、詳しくは住吉神社の公式サイトをご覧ください)
この佃住吉神社は隅田川の河口にあり、江戸時代は漁業が盛んな地域でした。そのため、江戸時代の鰹節問屋業者の方々が大漁、海上輸送安全、並びに商売繁盛を佃住吉神社で祈願していました。
その後、明治二十年に東京鰹節問屋組合が設立され、組合の守護神して佃住吉神社への信仰が深まったそうです(佃住吉神社に「鰹塚」という鰹のための大きな石碑もありますね)
そして、昭和十三年九月、日本橋小舟町に株式会社東京鰹節荷捌所新築された際、屋上に「住吉神社御分社」が創建されたそうです。
さらにその約30年後、昭和四十三年三月に組合が晴海に移転する際に、「住吉神社御分社」も遷し祀られた(移転された)そうです。これが「佃住吉神社 晴海分社」のはじまりです。
そしてそのさらに3年後、昭和四十六年六月に組合新築に当たりここを神域と定め、新に社殿を築いたそうです(おそらく、今のこの神社の境内の施設などは、この時に作られたものだと思われます)
佃住吉神社 晴海分社に行ってみました
ということで、佃住吉神社 晴海分社に行ってまいりました。晴海の三丁目、ホテルフクラシアの隣にある鰹節のビル「東京鰹節センター」の敷地内にこの神社はあります。
東京鰹節センターというのは東京鰹節類卸商業協同組合が運営するセンターで、たくさんの鰹節問屋業の企業がここで業務をしているそうです。
写真にも一階に鰹節業者と思われる看板が見えます。
神社はこのようにこじんまりとしていますが綺麗に整備されております。
住吉神社晴海分社、と刻まれています。
しめ縄が飾ってありました。
手を清めたいと思います。
この神社の歴史的経緯などが石碑に刻まれておりました。
狛犬です。りりしい。
こちらが本殿(?)となります。私も2021年の初詣をさせていただきました。
晴海を見守ってくださいね。