投稿日 2022年8月15日 | 最終更新 2023年4月11日
#陰湿金融文学
— 損保おえる (@SDB6IgISzwfxF1T) August 5, 2022
遅い時間まで残業して同期が帰り支度をしながら言った。
「もう寝ただろうな。今週は子供の寝顔しか見てないな。」
いいね、徒歩10分で家に着くから。いいね、奥様が晩ごはんをつくって待っていてすぐ食べることができるから。いいね、仕事を持ち帰っても心配されるだけで済むから。
と、同期に妬みをぶつけるのはお門違いだから。飲み込んだかわりに子供の近況を聞いておいた。
— 損保おえる (@SDB6IgISzwfxF1T) August 5, 2022
さて、私はこれから電車に乗って数十分揺られて帰る。晩ごはんは私がつくる。いい加減帰りが遅いのに仕事を持ち帰ったら家の空気まで悪くなるからやめた。
妊活したいと言いつつ、夫婦2人で5年が過ぎた。
私だって以前は当たり前に子どもを産み育てると思っていた。子どもが産まれても働き続けるぞと思っていた。もちろん制度はある。実績もある。
— 損保おえる (@SDB6IgISzwfxF1T) August 5, 2022
しかし、時短の先輩方を間近で見ていると自分にできる気がしない。
みんな家族のために家族との時間を犠牲にしながら働いているのだ。聞かなくてもわかる。
グローバルとエリアの違いは転勤だけ?本当に……?一体、私達をどれだけ何もわからない馬鹿だと思っているのだろう。
— 損保おえる (@SDB6IgISzwfxF1T) August 5, 2022
でも別にグローバルを憎んでいる訳ではない。ちゃんと区別すれば良いだけなのに、弊社が訳の分からないことを言い出すから怒っているだけのことだ。
いつか弊社で働いていて良かったと思える日が来たらいいな。と思う。
— 損保おえる (@SDB6IgISzwfxF1T) August 5, 2022
そう他人事のように思いながら、きっと明日も明後日も、私は弊社で諦めと失望を抱えながら働き続けるのでしょう。グローバルの同期への妬み嫉みを飲み込みながら。