投稿日 2022年8月17日 | 最終更新 2023年4月11日
やけくそ海上@yakekuso_ins#陰湿金融文学
2022/08/16 18:23:41
「早くレッカーを出動させろよ!」電話口から聞こえる、耳をつんざく怒号。契約者が追突した“らしい”相手方だ。らしい、というのは肝心の契約者と連絡がついておらず、事実確認ができていないのだ。相手方の話では、当社の契約者… https://t.co/vyHIU9sNJB
「テメエ、ふざけんなよ!」相手方のお体を最大限気遣いつつ、契約者と連絡が取れていないので現時点では当社では対応しかねる旨を伝えると、堰を切ったように罵詈雑言が飛ぶ。「被害者の自分がなぜ連絡するんだ」自分の保険会社経由でレッカー依頼を勧めるも、火に油を注いでしまった。
— やけくそ海上 (@yakekuso_ins) August 16, 2022
被害者の心情は痛いほどわかる。しかし、契約者と連絡が取れない限り保険会社は勝手に動くことができない。銀行の窓口に借用書を持った第三者が来たとして、本人の同意なしにお金を渡すことができないのと同じ理屈だ。契約者から折り返しが来るまで、ひたすら謝り続ける。一瞬が永遠のようだ。
— やけくそ海上 (@yakekuso_ins) August 16, 2022
「これは完全に100:0ですよ」現場に到着した警官が介入してくる。それを聞いた相手方のレッカー要求が過熱する。違う。過失割合ではなく、契約者の意思確認が必要なのだ。その場に契約者がいるなら電話を代わってくれ。そんな声も彼らの耳には届かない。
— やけくそ海上 (@yakekuso_ins) August 16, 2022
警察レッカーで相手の車が搬送された後、契約者と連絡がついた。後の祭り。聞けば、取引先のアポに遅れそうで連絡をしていたという。「俺が悪いから相手によくしといて、よろしく」悪びれた様子もない。恨み節を言いたくなるのをかみ殺して、改めて相手方に謝罪の連絡を入れる。
— やけくそ海上 (@yakekuso_ins) August 16, 2022
「やけくそ海上は事故でもレッカーを出してくれない」帰宅後にTwitterを開くと、そんなツイートが目に飛び込んでくる。「やけくそ火災は払い渋りがデフォ」リプには保険会社への批難が殺到している。140字の投稿で一体何がわかるのだろう。自分の対応は間違ってない。そう自信をもって言い切れる。
— やけくそ海上 (@yakekuso_ins) August 16, 2022
相手方に非はないが、保険会社にはできること、できないことがある。自分と保険会社の無力さが虚しい。「事故で困惑した際に、親身に寄り添ってくれて本当に助かりました」過去にいただいたアンケートのコメントを見返す。くじけそうな心をなんとか保ち、明日のために床に臥せる。(完
— やけくそ海上 (@yakekuso_ins) August 16, 2022
※フィクションです
— やけくそ海上 (@yakekuso_ins) August 16, 2022
陰湿というより虚無?
どんなサービスだって、相手の利益を毀損したいと思って作られたサービスはないハズなんよ
— どっこいしょうじ (@dokkoi_mktg) August 16, 2022
でも実際人はそれぞれ違うわけで、「みんなのためになる完璧なサービス」なんて作り得ないのよね
その結果、みんなの為を思うとどんどん角が無くなっていき、結果誰の得にもならないサービスになっていくの… https://t.co/M3M0KNviji
文系が金融業界に行くと、こういう案件に関わることになる。 https://t.co/ACukEvBhUk
— んーん (@RHJXZPUBrOPuAkE) August 17, 2022
なんかもう泣いちゃう。
— 佐藤屋伝衛門博之 (@EhftYBDOFxSFBAC) August 16, 2022
こんな非人道的な仕事はなくなるべきだと思います。
国連の方に損サ従事者の人権状況を報告しなければなりません() https://t.co/brOSEW0ONt
なんかもう泣いちゃう。
— 佐藤屋伝衛門博之 (@EhftYBDOFxSFBAC) August 16, 2022
こんな非人道的な仕事はなくなるべきだと思います。
国連の方に損サ従事者の人権状況を報告しなければなりません() https://t.co/brOSEW0ONt
自分が事故起こしといて保険会社に偉そうにする奴の気持ち、一切分からん(´・ω:;.:...
— S / ゆるふわで金融を語る (@TKOSNGK) August 16, 2022
後、事故起こされたからといって保険会社に対してキレる奴も。何か意味あるの?? https://t.co/2Awvmn5eGy